【書評】ハーモニー/伊藤計劃

<この本を選んだ理由> この本は小説だ、専門書ではない。 発売されたのは2008年。古典でもなく、芥川賞を取ったわけでもない。 それでも僕は人に「オススメの小説は?」と書かれるとこの本を反射的に薦めてしまう。 この本、「ハーモニー」はディストピア…

【書評】来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題/國分功一郎

<この本を選んだきっかけ、理由> 選挙や年金問題など、自分の身の回りで「政治」に触れる際、何もしなければ社会のシステムのほとんどは当然そのまま流れていく。顕在化するとしたら、それは自分が当事者になった時、もしくはそうなる可能性が非常に高いと…

【書評】夜と霧/ヴィクトール・E・フランクル

<この本を選んだきっかけ> きっかけは2つある。 1つは働き始めてからというもの、「生きる」ということをよく考えていたから。 働けなくなったら 「生きる」ことは難しいのかもしれないし、あれだけ考えるのが好きだったのに、仕事か ら帰ってきてみるとど…

【書評】愛するということ/エーリッヒ・フロム

<初めての書評、その経緯> ちょうど1週間前、ある友人に東京で会い色々と将来の夢や今お互いが抱えていることを話した。学生時代からの友人で、3月ごろから話せていなかっただけに、久しぶりに会えてよかったなと思ったのだが、その時衝撃を受けたことが2…

このブログについて

初めまして。 このブログは筆者の興味関心に沿って、政治、経済、宗教といった社会情勢を分析し、現状に対してどう考えるべきかの1つのヒントを与えることを目的とします。 私自身、視点が偏っていることは自覚していますし、社会の全てを代弁しているとは思…